親戚一真面目
私の父方の叔母は親戚一真面目で、しっかりしている人です。
あまり笑っているところを見たことがなく、ガッチリした体型のせいもあって、幼い頃はずっと叔母ちゃんは怖い人なのだと思っていました。
しかし私が成長し、叔母も年を重ね、ただの自分の思い違いだったと思うようになりました。
叔母には娘と息子がいます。
しかしその息子は数年前に亡くなり、娘も結婚をして家を出ているので、叔父と2人暮らしです。
娘も精神的に病んでおり、今は安定剤などの薬を飲んで生活しています。
そのため今後も子供は望めなく、叔母は孫を抱くことが出来ないようです。
そのため私の姪をまるで孫のように可愛がってくれています。
事情を知らない姪はとても嬉しそうですが、私としては何だか切ない気持ちになります。
また住宅街から離れた場所に家があり、ご近所もいないので、毎日寂しくないのかなと思います。
叔母は私の母と違い、家事をきっちりこなす人です。
お正月は毎年親戚一同叔母の家に集まりますが、いつも御馳走を用意してくれています。
掃除も細かい所まで行き届いていて、叔母の几帳面な性格がうかがえます。
またとても正義感が強く、間違ったことはダメだと叱ってくれます。
そんな叔母ですが、肺に影が見つかり、年末に精密検査を受けたと話をお正月に聞きました。
結果は休み明けに出ると言っていたのですが、とても不安だったと思います。
その後正月休みも開け、結果が気になった私は叔母に連絡をしてみると、特に異常は見られなかったそうです。
ただちょっと太り気味だから、ヨガを習い始める事にしたと言っていました。
叔母に何事もなくて良かったです。
しかしこれからも心配なので、ちょくちょく様子を見に行こうと思っています。
厳しいながらも愛情を注いでくれた叔母に少しでも恩返しが出来るよう、私に出来る事があればなんだってやろうと思います。