プラネタリウム

先日、彼氏とのデートでプラネタリウムに行ってきました。
そこは普段は子供向けのプログラムをやっているところなのですが、一ヶ月に二日だけ、夜に大人向けのイベントをやります。
結構な人気で毎回抽選なのですが、今回は運よくチケットが当たりました。

テーマは「星占いの星座」でした。
星座の見つけ方やそれにまつわる神話などを習ったり、音楽を聞いたりしました。
習った話で特に面白かったのが、12星座はそれぞれに対応する季節には見ることが出来ない、ということです。
例えば私はうお座で、これは2月から3月の人の星座なのですが、うお座がよく見えるのはこの季節ではなく、秋だそうです。
大体対応する月の3ヶ月くらい前が、一番よく見えるのだそうです。
因みにうお座は、二匹の魚がリボンで結ばれている形をしているのですが、この二匹は、愛の女神ヴィーナスと、その子供であるキューピッドが変身した姿なのだそうです。
あと、聞いた神話で面白かったのが、オリオン座とさそり座の話です。
オリオン座は冬の星座、さそり座は夏の星座なのですが、これは、オリオン座のモデルとなったオリオンという人物が、さそりの毒で死んでしまったからだと言われています。
オリオンは力持ちの暴君だったそうですが、自分の死の原因となったさそりだけは怖いので、さそり座が空に現れる夏には姿を消し、さそり座が見えなくなった冬になると姿を現すのだそうです。
40分程度のイベントな上、聞きなれない名前の神々がたくさん出て来るので、はっきり言って全ては覚えられていないのですが、時折こうして参加して、少しずつ知識をつけていけたら面白いと思います。
とりあえず来月の分は、抽選に当たるか分かりませんが、とにかく応募してみようと思います。

太陽系の惑星たち

太陽系には、水星から海王星までのもちろん我らが地球を含めた八つの惑星が存在しています。
もっともいちいち説明するまでのことではないかもしれませんが、実は太陽系内の惑星の定義はここしばらくの間で大きく変わったのです。

大きく変わったのはやはり冥王星の扱いでしょう。
ほんの少し前まで、太陽系の惑星は八つではなく九つであり海王星の後に冥王星が数えられていました。
しかし天文学会における論争の結果、冥王星は惑星ではなく準惑星へと格下げになってしまったのです。

その理由の一つに、なんと地球の衛星である月よりも冥王星が小さいことが少なからぬ要因として存在しています。
しかしそれ以上に冥王星の扱いの変化は天文学会におけるターニングポイントを象徴するものでありました。
その昔、冥王星は太陽系の中でも太陽からかなり離れた外側にある、孤独な天体として考えられていました。
私自身もかつてそのように学んだ記憶があり、ゆえに少しばかり小さくても、冥王星は惑星の一つとして数えらていたのです。

ですがここ最近になって、海王星の軌道よりも外側にたくさんの天体があることが判明しました。
これらは太陽系外縁天体と呼ばれ、なんと冥王星は孤独な天体などではなくこれらたくさんある天体の一つでしかなかったことが分かってきたのです。
これが冥王星が惑星から準惑星へと格下げされた最大の理由とも言え、また太陽系外縁天体には本当に惑星規模を誇る質量を持つ天体があることも予想されており、もしこの天体が確認されればそれこそ本当のターニングポイントとなるのは間違いありません。

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