独身女のおひとりさま

先日、職場の同僚と休憩時間に雑談をしていた時のこと。
同僚から唐突に「ひとりでラーメン屋とか焼肉屋に入れます?」と聞かれました。
いわゆる「おひとりさま」というやつです。

比較的一人行動が好きな私ですが、ちょっと考えてしまいました。
ラーメン屋は大丈夫だけど、焼肉屋はちょっと恥ずかしいかも・・・。
そう同僚に伝えると、「すごーい!」と驚かれました。
同僚は、喫茶店やカフェすら一人で入るのを躊躇するそうです。
以前、一人でカフェに入った時に、隣に座っていた二人組の女の子が「こういうところに1人で来る人って寂しいよねー」と話していたのが聞こえて、それがトラウマになっているとのこと。
それが世間の目ならば、ラーメン屋に一人で入れる私の立場はいったい・・・。
私は、休みの日に時々一人でランチに行くことがあります。
気兼ねなく好きなお店に行けるし、誰に気を遣うこともなく自分の好きなメニューを自分のペースで食べることができるからです。
それを恥ずかしいことだなんて思ったこともありませんでした。
同僚と話をしていて、もしかして私も世間から「寂しい人」と思われているのかもしれない、と初めて思いました。
同僚は「他人の目を気にせず行動できるなんて、かっこいいじゃないですか」と言っておりましたが・・・。
独身女のおひとりさまってやっぱりちょっと外聞が悪いのかも、としみじみ思いました。
とはいえ、これからもおひとりさまランチにはちょくちょく行くと思います。
誰にも気を遣わずに好きなことをするのが、私にとってのストレス発散なのです。

晩婚というものについて考える

最近、晩婚という言葉を大変重く捉えている。
昔から晩婚晩婚と騒がれてきてはいるが、年々その晩婚のボーダーラインが高くなってきているのは疑いない事実だ。

大分前の小説、といっても戦後文学くらいの小説を読んでいると、25、6歳の独身女性のことをオールドミスのように描写しているところがしばしばある。
確かに、かつて日本人の寿命は50歳前後、嫁入りは13、4歳でも珍しくはない程である。
それに比べれば確かに20歳代というのはずいぶんと成熟しているだろうけれども、平均寿命が70歳を超えた現在、同じ年齢でも若く感じるのは仕方がない。
ということもあって、晩婚というラインも随分後退していようけれども、私はその後退したラインすらも超しているように思う。
従って、かつてでいうところのオールドミスどころの騒ぎではないかもしれない。
けれどもそんな今になって、

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