新聞に載っていた知人のエッセイ

先日、昔お世話になった方のエッセイが新聞に載っていました。
ちょっと変わった名字だったので、新聞の記事を見てすぐにその方だと気が付き、とても懐かしい気持ちがしました。

いつも静かに笑っているような男性で、品のある方でした。
私の父親くらいの年齢だったと記憶していますが、一度は教師になることを目指して勉強していたと聞きます。
夢は現実にならなかったものの、誰からも愛される素晴らしい方でした。
その方と出会ったのは今から20年も昔の事。
当時大きな夢を持っていた私は、その方からたくさんのことを学びました。
中でも一番心に残っていたことは、ずっと努力し続けることの理由。
本当に自分が好きなことであったり自分が目指しているなら、例えそれが日の目を見ることが無くてもやり続ける意味を教わったことでした。
そんなことを続けて、一体何になるのかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ムダだと思う人がいることも分かっています。
しかし、目的はそこにあるのではなく自分の心に正直になるところにあります。
本当に自分がこれだと思う物を見つけたのなら、誰が何と言っても諦めたり手放したりせずに大切にすること。
今回のエッセイの中にもそんなことが書かれていました。
20年経った今もぶれることなく生きているその姿にも、何か大切なことを教わったような気がしました。
そしてふと、我に返ったような気もしました。
今の私は、あの頃の私から見たらどんな風に見えているでしょうか。
がむしゃらで未来を信じていたあの頃の私。
もう一度きちんと今を見直してみたいと思いました。

»